|
|
|
|
上の句:
下の句: |
花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに |
|
上の句読み:
下の句読み: |
はなのいろは うつりにけりな いたずらに
わがみよにふる ながめせしまに |
|
作者/歌人名: |
小野小町(おののこまち) |
|
別名: |
() |
|
決まり字: |
上の句: はなの
下の句: わがみよ |
|
■ 和歌の意味 |
桜の花の色はすっかりあせてしまったことよ。長雨がふっていた間に。わたしの美しかった姿かたちもおとろえてしまった。むなしく世をすごし、もの思いにふけっていた間に。 |
■ 出展・時代背景・文法事項など |
出展は『古今集』春下・113。初句字余り。二句切れの歌。倒置になっており、結句から初句二句に戻すと通常の語順になる。『経る・降る』『眺め(物思いにふける)・長雨』の掛詞。
|
|
|