|
|
|
|
上の句:
下の句: |
ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば
ただ有明の 月ぞ残れる |
|
上の句読み:
下の句読み: |
ほととぎす なきつるかたを ながむれば
ただありあけの つきぞのこれる |
|
作者/歌人名: |
後徳大寺左大臣(ごとくだいじのさだいじん) |
|
別名: |
藤原実定(ふじわらのさねさだ) |
|
決まり字: |
上の句: ほ
下の句: ただ |
|
■ 和歌の意味 |
ほととぎすが鳴いた方をながめると、その姿は見えず、ただ明け方の月が残っているだけだ。 |
■ 出展・時代背景・文法事項など |
出展は『千載集』夏・161。ほととぎすの声を待ち明かして暁に臨むという歌題のの本意をみごとに詠み上げた歌。
|
|
|