小倉百人一首(かるた)の文法、歌人、解説、歴史
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和歌No. 67 小倉百人一首

上の句:
 下の句:
春の夜の 夢ばかりなる 手枕に
 かひなく立たむ 名こそ惜しけれ
上の句読み:
 下の句読み:
はるのよの ゆめばかりなる たまくらに
 かいなくたたん なこそおしけれ
作者/歌人名: 周防内侍(すおうのないし)
別名: ()
決まり字: 上の句: はるの
下の句: かひ

和歌の意味
春の夜の夢ほどのわずかな間、腕まくらをさせてもらったくらいで、つまらない恋のうわさがたってしまっては、ほんとうに残念だ。

出展・時代背景・文法事項など
出展は『千載集』雑上・964。忠家が戯れて差し出した腕に、すばやく「かひなく」を言い掛けて詠み込み、はかないこの恋はなんの甲斐もないと鮮やかに切り返した。


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