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上の句:
下の句: |
八重むぐら しげれる宿の さびしきに
人こそ見えね 秋は来にけり |
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上の句読み:
下の句読み: |
やえむぐら しげれるやどの さびしきに
ひとこそみえね あきはきにけり |
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作者/歌人名: |
恵慶法師(えぎょうほうし) |
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別名: |
() |
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決まり字: |
上の句: やへ
下の句: ひとこそみ |
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■ 和歌の意味 |
雑草のむぐらが生い茂っているさびしいわたしの住まいに、おとずれる人は見えないが、秋だけはやってきたよ。 |
■ 出展・時代背景・文法事項など |
出展は『拾遺集』秋・140。一首の区切れはなし。この荒れ果てた地に人が訪れて来ることはなくても、季節だけは変わらずにやって来るのだという、人事と自然を対比させた感慨を詠んだのがこの歌である。
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