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上の句:
下の句: |
風そよぐ ならの小川の 夕暮れは
みそぎぞ夏の しるしなりける |
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上の句読み:
下の句読み: |
かぜそよぐ ならのおがわの ゆうぐれは
みそぎぞなつの しるしなりける |
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作者/歌人名: |
従二位家隆(じゅにいいえたか) |
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別名: |
藤原家隆(ふじわらのいえたか) |
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決まり字: |
上の句: かぜそ
下の句: みそ |
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■ 和歌の意味 |
風がならの葉をそよがせる、ならの小川の夕暮れは、秋のような感じだが、この川で身を清めるみそぎの行事をしているのだけが、夏のしるしだなあ。 |
■ 出展・時代背景・文法事項など |
出展は『新勅撰集』夏・192。上句で初秋を思わせる清涼感、下句で神事の清浄感を示し。平明ななかにも爽やかさを感じさせる歌となっている。
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