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上の句:
下の句: |
来ぬ人を まつ帆の浦の 夕なぎに
焼くや藻塩の 身もこがれつつ |
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上の句読み:
下の句読み: |
こぬひとを まつほのうらの ゆうなぎに
やくやもしおの みもこがれつつ |
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作者/歌人名: |
権中納言定家(ごんちゅうなごんていか) |
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別名: |
藤原定家(ふじわらのていか) |
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決まり字: |
上の句: こぬ
下の句: やく |
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■ 和歌の意味 |
いくら待っても来ないあなたを待つわたしは、あの松帆の浦の夕なぎのころ、塩をとるために焼く海草のように、身もこがれる思いでいることだ。 |
■ 出展・時代背景・文法事項など |
出展は『新勅撰集』恋3・849。つれない男の来訪を待ち続け、恋の炎に身を焦がす女の立場を想定しての歌。
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