|
|
|
|
上の句:
下の句: |
み吉野の 山の秋風 小夜更けて
ふるさと寒く 衣うつなり |
|
上の句読み:
下の句読み: |
みよしのの やまのあきかぜ さよふけて
ふるさとさむく ころもうつなり |
|
作者/歌人名: |
参議雅経(さんぎまさつね) |
|
別名: |
藤原雅経(ふじわらのまさつね) |
|
決まり字: |
上の句: みよ
下の句: ふる |
|
■ 和歌の意味 |
吉野山からふきおろす秋風に夜はふけて、古い都のあった吉野の里はひとしお寒くなり、衣をうつきぬたの音が寒々と聞こえてくる。 |
■ 出展・時代背景・文法事項など |
出展は『新古今集』秋下・483。ひっそりとした寒村吉野。そこに吹きおろす山風に乗った砧の音によって、秋の夜寒を聴覚的に把握した歌である。
|
|
|