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上の句:
下の句: |
難波江の 葦のかりねの ひとよゆえ
みをつくしてや 恋わたるべき |
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上の句読み:
下の句読み: |
なにわえの あしのかりねの ひとよゆえ
みをつくしてや こいわたるべき |
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作者/歌人名: |
皇嘉門院別当(こうかもんいんのべっとう) |
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別名: |
() |
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決まり字: |
上の句: なにはえ
下の句: みをつくしてや |
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■ 和歌の意味 |
難波の入り江のあしの刈り根の一節のように短い、一夜のあなたとの旅の仮寝のせいで、みおつくしということばのように身をつくして、一生あなたを恋しつづけなければならないのだろうか。 |
■ 出展・時代背景・文法事項など |
出展は『千載集』恋3・807。一節で歌は構成される。そこに掛詞で「仮り寝」「一夜」「身を尽くす」を重ね、恋の情感をみごとに詠みあげている。
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