|
|
|
|
上の句:
下の句: |
夜もすがら もの思ふころは 明けやらで
閨のひまさへ つれなかりけり |
|
上の句読み:
下の句読み: |
よもすがら ものおもうころは あけやらで
ねやのひまさえ つれなかりけり |
|
作者/歌人名: |
俊恵法師(しゅんえほうし) |
|
別名: |
() |
|
決まり字: |
上の句: よも
下の句: ね |
|
■ 和歌の意味 |
一晩中、つめたい恋人のことをあれこれ思いなやんですごすときは、なかなか夜が明けず、寝室の板戸のすき間までが、明るい光を通さず、無情に思われることだなあ。 |
■ 出展・時代背景・文法事項など |
出展は『千載集』恋2・766。恋人の訪れを待つ女性の歌。「さへ」は添加の意をあらわす副助詞。恋人がつれないうえに閨の透き間までも、の意。
|
|
|