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上の句:
下の句: |
秋風に たなびく雲の 絶えまより
もれ出づる月の 影のさやけさ |
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上の句読み:
下の句読み: |
あきかぜに たなびくくもの たえまより
もれいずるつきの かげのさやけさ |
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作者/歌人名: |
左京大夫顕輔(さきょうのだいぶあきすけ) |
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別名: |
藤原顕輔(ふじわらのあきすけ) |
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決まり字: |
上の句: あきか
下の句: もれ |
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■ 和歌の意味 |
秋風にふかれてたなびく雲の切れ間から、もれさしてくる月の光は、とてもすみきって明るいことだ。 |
■ 出展・時代背景・文法事項など |
出展は『新古今集』秋上・413。結句は体言止め。秋の空に展開した一瞬の景を、軽快に明るく清涼感をもって詠んでいる。
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