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上の句:
下の句: |
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
幾夜寝ざめぬ 須磨の関守 |
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上の句読み:
下の句読み: |
あわじしま かようちどりの なくこえに
いくよねざめぬ すまのせきもり |
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作者/歌人名: |
源兼昌(みなもとのかねまさ) |
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別名: |
() |
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決まり字: |
上の句: あはぢ
下の句: いく |
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■ 和歌の意味 |
淡路島へ飛びかよう千鳥のさびしげな鳴き声のために、いく夜目をさましたであろうか、この須磨の関守は。 |
■ 出展・時代背景・文法事項など |
出展は『金葉集』冬・270。旅情を直接的に表現するのではなく、関守の心を推量するかたちで詠んだ点が巧みである。
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