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上の句:
下の句: |
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の
われても末に 逢わむとぞ思ふ |
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上の句読み:
下の句読み: |
せをはやみ いわにせかるる たきがわの
われてもすえに あわんとぞおもう |
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作者/歌人名: |
崇徳院(すとくいん) |
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別名: |
() |
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決まり字: |
上の句: せ
下の句: われ |
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■ 和歌の意味 |
川の瀬の流れが速いので、岩にせきとめられた急流が二方に分かれても、また先で一つに合わさるように、いま二人が別れても、きっと将来いっしょになろうと思う。 |
■ 出展・時代背景・文法事項など |
出展は『詞花集』恋上・229。「‥を〜み」は「‥が〜ので」と原因理由を表す構文。上句全体が「われても」を導く序詞(有心の序)となっている。滝川の情景と自己の恋情・決意との二重の内容を有している。
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