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上の句:
下の句: |
恨みわび ほさぬ袖だに あるものを
恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ |
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上の句読み:
下の句読み: |
うらみわび ほさぬそでだに あるものを
こいにくちなん なこそおしけれ |
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作者/歌人名: |
相模(さがみ) |
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別名: |
() |
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決まり字: |
上の句: うら
下の句: こひに |
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■ 和歌の意味 |
人のつれなさをうらみ悲しむ涙にぬれて、くちてしまうそでさえあるのに、そのうえ、恋の浮き名でくちはてるかもしれないわたしの名がおしいことよ。 |
■ 出展・時代背景・文法事項など |
出展は『後拾遺集』恋4・815。「恨みわび」は相手の薄情を恨み、わが身の辛さを嘆き悲しむの意。男のつれなさを恨み、悲しみ苦しんだ涙で激しい恋心を屈折させて詠んだ歌である。
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