小倉百人一首(かるた)の文法、歌人、解説、歴史
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和歌No. 65 小倉百人一首

上の句:
 下の句:
恨みわび ほさぬ袖だに あるものを
 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ
上の句読み:
 下の句読み:
うらみわび ほさぬそでだに あるものを
 こいにくちなん なこそおしけれ
作者/歌人名: 相模(さがみ)
別名: ()
決まり字: 上の句: うら
下の句: こひに

和歌の意味
人のつれなさをうらみ悲しむ涙にぬれて、くちてしまうそでさえあるのに、そのうえ、恋の浮き名でくちはてるかもしれないわたしの名がおしいことよ。

出展・時代背景・文法事項など
出展は『後拾遺集』恋4・815。「恨みわび」は相手の薄情を恨み、わが身の辛さを嘆き悲しむの意。男のつれなさを恨み、悲しみ苦しんだ涙で激しい恋心を屈折させて詠んだ歌である。


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