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上の句:
下の句: |
風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ
くだけてものを 思ふころかな |
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上の句読み:
下の句読み: |
かぜをいたみ いわうつなみの おのれのみ
くだけてものを おもうころかな |
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作者/歌人名: |
源重之(みなもとのしげゆき) |
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別名: |
() |
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決まり字: |
上の句: かぜを
下の句: くだ |
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■ 和歌の意味 |
風がはげしいので、岩に打ち寄せる波が独りくだけて散るように、あの人は冷たくて、わたし独りだけが思いなやんで心をくだくこのごろだなあ。 |
■ 出展・時代背景・文法事項など |
出展は『詞花集』恋上・211。一首の区切れなし。この歌は、形式の整った最古の百首歌として貴重である。
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