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上の句:
下の句: |
由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え
行方も知らぬ 恋の道かな |
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上の句読み:
下の句読み: |
ゆらのとを わたるふなびと かじをたえ
ゆくえもしらぬ こいのみちかな |
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作者/歌人名: |
曾禰好忠(そねのよしただ) |
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別名: |
() |
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決まり字: |
上の句: ゆら
下の句: ゆく |
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■ 和歌の意味 |
由良の瀬戸をこぎわたる船頭が、かじをなくして行方も知れずただようように、この先どうなるかわからぬわたしの恋の道だなあ。 |
■ 出展・時代背景・文法事項など |
出展は『新古今集』恋1・1071。一首の区切れはなし。当事者にも行く末のわからない恋の不安を、趣を凝らして詠んだ一首といえる。
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