小倉百人一首(かるた)の文法、歌人、解説、歴史
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和歌No. 46 小倉百人一首

上の句:
 下の句:
由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え
 行方も知らぬ 恋の道かな
上の句読み:
 下の句読み:
ゆらのとを わたるふなびと かじをたえ
 ゆくえもしらぬ こいのみちかな
作者/歌人名: 曾禰好忠(そねのよしただ)
別名: ()
決まり字: 上の句: ゆら
下の句: ゆく

和歌の意味
由良の瀬戸をこぎわたる船頭が、かじをなくして行方も知れずただようように、この先どうなるかわからぬわたしの恋の道だなあ。

出展・時代背景・文法事項など
出展は『新古今集』恋1・1071。一首の区切れはなし。当事者にも行く末のわからない恋の不安を、趣を凝らして詠んだ一首といえる。


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