小倉百人一首(かるた)の文法、歌人、解説、歴史
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和歌No. 45 小倉百人一首

上の句:
 下の句:
あはれとも いふべき人は 思ほえで
 身のいたづらに なりぬべきかな
上の句読み:
 下の句読み:
あわれとも いうべきひとは おもおえで
 みのいたずらに なりぬべきかな
作者/歌人名: 謙徳公(けんとくこう)
別名: 藤原伊尹(ふじわらのこれただ)
決まり字: 上の句: あはれ
下の句: みの

和歌の意味
わたしが死んでも、気のどくだといってくれそうな人がいるとはとても思えないから、恋人にすてられたわたしは、このままむなしく死んでしまうことだろうなあ。

出展・時代背景・文法事項など
出展は『拾遺集』恋5・950。「いたづらになる」は多くの場合、「死」を意味する。相手の女に対して恋い焦がれて死んでしまいそうなほどの思いを訴える歌。


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