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上の句：
下の句： |
逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに
人をも身をも 恨みざらまし |
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上の句読み：
下の句読み： |
あうことの たえてしなくは なかなかに
ひとをもみをも うらみざらまし |
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作者/歌人名： |
中納言朝忠（ちゅうなごんあさただ） |
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別名： |
藤原朝忠（ふじわらのあさただ） |
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決まり字： |
上の句： あふこ
下の句： ひとを |
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| ■ 和歌の意味 |
| お会いすることがまったくないのなら、かえって、あなたのこともわたし自身をもうらむことがないだろうに。なまじお会いするために、恋のつらさがうらめしく思われることだ。 |
| ■ 出展・時代背景・文法事項など |
| 出展は『拾遺集』恋1・678。区切れなし。「なくは‥まし」で反実仮想の構文を構成している。「なかなかに」「人をも身をも」という表現によってままならぬ恋によるいらだちや切なさを詠出している歌である。
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