小倉百人一首(かるた)の文法、歌人、解説、歴史
小倉百人一首 歌順1-100 決まり字 相互リンク メール

 

和歌No. 30 小倉百人一首

上の句:
 下の句:
有明の つれなく見えし 別れより
 暁ばかり 憂きものはなし
上の句読み:
 下の句読み:
ありあけの つれなくみえし わかれより
 あかつきばかり うきものはなし
作者/歌人名: 壬生忠岑(みぶのただみね)
別名: ()
決まり字: 上の句: ありあ
下の句: あか

和歌の意味
夜明けの月がそっけなく見えるように、あなたとの冷たく思えた別れのとき以来、夜明けほどつらくいやなものはない。

出展・時代背景・文法事項など
出展は『古今集』恋3・625。つれなくは冷淡な様子。それを有明の月なのか、女の態度なのか、またはその双方か、三様に解釈ができる歌。


Copyright(c) アイ・コンピュータサービス

inserted by FC2 system