小倉百人一首(かるた)の文法、歌人、解説、歴史
小倉百人一首 歌順1-100 決まり字 相互リンク メール

 

和歌No. 27 小倉百人一首

上の句:
 下の句:
みかの原 わきて流るる いづみ川
 いつみきとてか 恋しかるらむ
上の句読み:
 下の句読み:
みかのはら わきてながるる いずみがわ
 いつみきとてか こいしかるらん
作者/歌人名: 中納言兼輔(ちゅうなごんかねすけ)
別名: 藤原兼輔(ふじわらのかねすけ)
決まり字: 上の句: みかの
下の句: いつみ

和歌の意味
みかの原をわきいでて流れるいづみ川の名のように、あの人をいつ見たというので、こんなに恋しいのだろうか。

出展・時代背景・文法事項など
出展は『新古今集』恋1・966。「わきて」は、男女の間を「分きて」という隔絶感と、恋情が「湧きて」というイメージの暗示を掛けており、後者は「いづみ川」お「泉」の縁語。


Copyright(c) アイ・コンピュータサービス

inserted by FC2 system