小倉百人一首(かるた)の文法、歌人、解説、歴史
小倉百人一首 歌順1-100 決まり字 相互リンク メール

 

和歌No. 15 小倉百人一首

上の句:
 下の句:
君がため 春の野に出でて 若菜つむ
 わが衣手に 雪は降りつつ
上の句読み:
 下の句読み:
きみがため はるののにいでて わかなつむ
 わがころもでに ゆきはふりつつ
作者/歌人名: 光孝天皇(こうこうてんのう)
別名: ()
決まり字: 上の句: きみがため は
下の句: わがころもでに

和歌の意味
あなたにあげるために、春の野に出て若葉をつむわたしのそでに、しきりに雪がふりかかってくる。

出展・時代背景・文法事項など
出展は『古今集』春上・21。末尾は「つつ止め」で「つつ」は、何度も降りかかる雪の様子を示す。「若菜摘み」の用例の多くが女性であることから、女性の立場で詠んだ歌と解釈される。


Copyright(c) アイ・コンピュータサービス

inserted by FC2 system