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上の句:
下の句: |
筑波嶺の 峰より落つる みなの川
恋ぞつもりて 淵となりぬる |
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上の句読み:
下の句読み: |
つくばねの みねよりおつる みなのがわ
こいぞつもりて ふちとなりぬる |
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作者/歌人名: |
陽成院(ようぜいいん) |
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別名: |
() |
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決まり字: |
上の句: つく
下の句: こひぞ |
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■ 和歌の意味 |
筑波山の峰から流れ落ちる男女(みなの)川が、わずかな水がつもって深いふちとなっていくように、わたしの恋も、ひそやかな思いであったものがつもりつもって、このように深い思いになってしまったよ。 |
■ 出展・時代背景・文法事項など |
"出展は『後撰集』恋3・776。""嶺""と""峰""はともに山頂の意であり、同じ意味の言葉を繰り返す「重ね詩」。完了の「ぬ」は、次第次第に深まってしまった恋の思いをより強調している。"
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