|
|
|
|
上の句:
下の句: |
これやこの 行くも帰るも 別れては
知るも知らぬも 逢坂の関 |
|
上の句読み:
下の句読み: |
これやこの ゆくもかえるも わかれては
しるもしらぬも おうさかのせき |
|
作者/歌人名: |
蝉丸(せみまる) |
|
別名: |
() |
|
決まり字: |
上の句: これ
下の句: しる |
|
■ 和歌の意味 |
これがまあ、東国へ行く人も京都に帰る人も、知っている人も知らない人も、たとえここで別れてもまた会うという名の逢坂の関所なのだなあ。 |
■ 出展・時代背景・文法事項など |
出展は『後撰集』雑一・1089。体言止めの歌。『これやこの』は、これが話に聞き及んでいるの意で、結句の『逢う坂の関』に掛かる。
|
|
|