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上の句:
下の句: |
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ
わが衣手は 露にぬれつつ |
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上の句読み:
下の句読み: |
あきのたの かりほのいおの とまをあらみ
わがころもでは つゆにぬれつつ |
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作者/歌人名: |
天智天皇(てんちてんのう) |
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別名: |
() |
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決まり字: |
上の句: あきの
下の句: わがころもでは |
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■ 和歌の意味 |
秋の田の、かった稲穂の番をする仮小屋の、屋根をふいてある苫の目があらいので、わたしのそでは夜露にぬれてかわくひまもないことである。 |
■ 出展・時代背景・文法事項など |
出展は『後撰集』秋中・302。農民の立場でその苦労を思いやった歌。『かりほ』は『刈穂』ではなく、『仮庵(かりいほ)』の約言とみる説が主流。
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